【衝撃】QQQはおすすめしない?注目すべき5つの理由について解説

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QQQはおすすめしない?やめたほうがいい?理由やQQQの配当利回り、メリット・デメリットについて初心者向けにわかりやすく解説します!

QQQとは

QQQ(正式名称:インベスコQQQトラスト・シリーズ1)は、NASDAQ100(ナスダック100)という株価指数に連動するインデックス型のETFです。

ETFとは、上場投資信託と呼ばれる投資信託の一種で、証券取引所で取引される投資信託となっています。

ETFの特徴としては、投資信託に比べて手数料が低い傾向にあることや、リアルタイムでの注文が出来るといった点が挙げられます。

インデックス型のETFとは、株価指数の動きに連動した運用成果を目指すETFであることを意味します。

ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!

NASDAQ100(ナスダック100)とは

NASDAQ100(ナスダック100)は、米国を代表する株式市場であるNASDAQ市場の時価総額上位100銘柄(金融セクターを除く)で構成される株価指数です。

NASDAQ100の特徴としては、テクノロジー・情報技術系の業種が中心となっている点や、新しい企業の株式を積極的に取り入れる傾向にあるといった点が挙げられます。

また、NASDAQ100の構成銘柄は定期的に入れ替えられるため、常にその時代に合った企業が選出されます。

QQQの上位構成銘柄

アメリカの大手情報サービス会社であるBloombergによると、2025年4月7日時点でのQQQを構成する上位銘柄は以下の通りとなります。

企業名割合
アップル8.81
マイクロソフト7.95
エヌビディア7.17
アマゾン5.64
ブロードコム3.53
メタ・プラットフォームズ3.44
コストコホールセール3.12
ネットフリックス2.80
テスラ2.71
アルファベット2.64

見ての通り、NASDAQ100の上位構成銘柄には世界的に有名な企業が名を連ねています。

QQQはおすすめしない?デメリット5選!

分配金利回りが低い

QQQのデメリットとして大きいのは、やはり分配金利回りの低さです。

現時点でのQQQの分配金利回りは0.68%となっていますが、これはかなり低い水準です。

以下で、QQQの分配金利回りと他の米国株ETFの分配金利回りの比較例を紹介しておきます(2025年4月7日時点)(Bloombergで算出された数値を使用しています)。

ETF分配金利回り
QYLD13.44%
JEPQ13.98%
PFF7.04%
SPYD4.15%
BND3.91%
JEPI9.39%
HDV2.86%
VTI1.59%
VIG2.12%
QQQ0.68%

特に、QYLD、JEPQの分配金利回りは13%を超えるなど、非常に高い水準を誇っています。

以上の超高配当ETFについては以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてください!

経費率が高い

ETFに投資をする場合、運用期間中に経費(手数料)を支払う必要があります。

Bloombergによると、2025年4月7日時点でのQQQの経費率は価格の0.20%となっており、これは他の米国株ETFと比較して高い水準となっています。

以下で、他の米国株ETFの経費率の例を紹介しておきます(2025年4月7日時点)(Bloombergで算出された数値を使用しています)。

ETF経費率
QYLD0.61%
PFF0.46%
SPYD0.07%
BND0.03%
JEPI0.35%
HDV0.08%
VTI0.03%

このように、QQQの経費率は比較的高いことが分かります。経費は投資金額が大きくなればなるほどリターンの大きな障壁になるため、注意が必要です。

経費率が特に低いETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!

リスク分散効果が低い

リスク分散とは、様々な種類・銘柄の資産に投資をすることで投資上のリスクを分散させることをいいます。

例えば、

・1つの銘柄だけではなく、様々な銘柄の株式を買う
・株式だけでなく、債券などにも投資をする

ことが挙げられます。

こうすることで、たとえある特定の銘柄が減配されたり、その銘柄を発行している企業が債務不履行に陥ってしまったとしても、それによる影響を小さくすることが出来ます。

QQQはNASDAQ100を構成する銘柄で構成されるETFなのですが、NASDAQ100には100銘柄が組み込まれているため、100銘柄に分散して投資をすることになります。

ですが、米国の500銘柄で構成されるS&P500や、米国の約4000銘柄で構成されるCRSP US トータル・マーケット・インデックスと比較すると、NASDAQ100に連動するQQQのリスク分散効果はあまり高くないと捉えることが出来ます。

値動きが大きい

NASDAQ100は、S&P500などの有名な株価指数とは異なり、歴史があまりない新興企業なども積極的に構成銘柄に取り入れる傾向にあります。

そのため、安定した企業の株式ばかりで構成された株価指数と比較して値動きが大きくなりやすいです。

このことから、値動きの予想が難しくなったり、また予想に反して急激に下落してしまう可能性も考えられます。

少額投資が難しい

Bloombergによると、2025年4月7日時点でのQQQの価格は422.67米ドル(※日本円で約6万2,327円)となっています。

QQQは1口から購入することが出来るため、QQQを購入するためには最低でも以上の金額が必要となります(証券会社によって異なる可能性あり)。

そのため、QQQは少額投資にはあまり向いていない資産であると言えます。

三井住友銀行のリアルタイム為替レートのTTSレートに基づいて計算(2025年4月5日 午前5時35分 現在)。

QQQのメリット

大きなキャピタルゲインが期待できる

QQQに投資をするメリットは、大きなキャピタルゲインが期待できることです。

安定した企業の場合、株価が下落しづらい反面大きく上昇することも難しくなります。

一方で、NASDAQ100が組み入れている新興企業が将来成長を続ければ、株価が大きく上昇する可能性があります。

そのため、QQQを売却した際には大きな売却益(キャピタルゲイン)が期待できるのです。

このキャピタルゲインの大きさがQQQに投資をするメリットであると言えます。

【結論】QQQはおすすめしないのか?QQQに向いている人は?

QQQは、大きなキャピタルゲインが期待できるもののデメリットもいくつか存在します

結論として、QQQに向いている人向いていない人の特徴を以下でまとめました。

QQQに向いている人・大きなキャピタルゲインを求めている人
QQQに向いていない人・大きなインカムゲインを求めている人
少額投資したい人
低リスクで投資をしたい人
手数料にお金をかけたくない人

キャピタルゲイン狙いであればQQQは良い資産となり得ますが、そうでないのであればQQQは運用が難しい資産であると言えます。

以下に、低リスクで高いインカムゲインを得ることに特化したETFを紹介しておくので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!

PFF

PFFは、米国の優先株にまとめて投資をするETFです。

優先株に投資をするので、通常よりもリスクが小さく、なのにもかかわらず分配金利回りは高い水準を維持しています。

・PFFをチェックするべき人の特徴・・・低リスクで高いインカムゲインを得たい

VUG

VUGは、米国の大型グロース株に投資をするETFです。

グロース株は、今後の成長が期待できる反面安定していないことがデメリットとなります。

しかし、VUGはグロース株の中でも時価総額の大きい企業の銘柄を抽出しているため、他のグロース株よりもより安定した値動きが期待できます。

VUGは分配金利回りは低いですが、トータルリターンが高くなっているため大きなキャピタルゲインを得ることが期待できます。

・VUGをチェックするべき人の特徴・・・長期保有で大きなリターンを得たい
                   低コストで運用したい

PFFD

PFFDは、PFFと同様に米国の優先株に投資をするETFです。

当然、優先株に投資をするためリスクは低いですが、その反面分配金利回りは高い水準を維持しているためおすすめです。

・PFFDをチェックするべき人の特徴・・・低リスクで高いインカムゲインを得たい

以上で挙げたETFは必見でしょう。

JEPQとJEPIの違いはなに?

JEPQと似ているETFにJEPIがあります。

JEPIは、JEPQと同様にJ.P.モルガンが運用するETFで、正式名称をJPモルガン・米国株式・プレミアム・インカム ETFといいます。

JEPIは、JEPQと同じくカバード・コール戦略に基づいて運用されます。

JEPQとJEPQの大きな違いは、JEPQがナスダック100指数に連動するのに対し、JEPIはS&P500に連動する点です。

JEPIについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください!

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