PFFの配当利回りはどのくらい?PFFのメリット・デメリットはなに?配当金生活は出来る?初心者向けにわかりやすく解説します!
PFFとは
PFF(iShares Preferred and Income Securities ETF)とは、iシェアーズ優先株式&インカム証券ETFとよばれるETFです。
PFFは、ハイブリッド証券とICE上場優先証券で構成された指数に連動することを目指すインデックス運用のETFです。
PFFの特徴としては、優先株から構成されているという点です。
ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
優先株とは
優先株とは、議決権などが制限される代わりに普通株よりも配当金などを優先的に受け取ることが出来る株式のことです。
議決権が制限されると、仮に企業の経営状況が悪化したときに、企業の経営に対して介入をすることが困難になります。
一方で、優先株を保有することで普通株を保有しているよりもより多くの配当金を受け取ることが出来る場合があります。
PFFの分配金シミュレーション

続いて、PFFの分配金シミュレーションを行います。
PFFの分配金利回りは約5%ほどであることから、このシミュレーションではPFFの分配金利回りを5%と想定して、投資金額による年間の分配金金額を算出します(ただし税金を考慮しない)。
シミュレーションの結果は以下の通りです。
投資金額 | 年間の分配金金額 |
100万円 | 5万円 |
500万円 | 25万円 |
1,000万円 | 50万円 |
1,500万円 | 75万円 |
2,000万円 | 100万円 |
2,500万円 | 125万円 |
3,000万円 | 150万円 |
3,500万円 | 175万円 |
4,000万円 | 200万円 |
5,000万円 | 250万円 |
6,000万円 | 300万円 |
7,000万円 | 350万円 |
8,000万円 | 400万円 |
9,000万円 | 450万円 |
1億円 | 500万円 |
PFFで配当金生活はできるのか
結論としては、一人暮らしであればPFFの分配金だけで生活していくことは比較的実現可能であると思われます。
仮に一か月の生活費を10万円とした場合、約2,500万円をPFFに投資することが出来れば理論上は配当金生活をしていくことが出来ます。
しかし、仮に家族がいた場合、単純に生活費が増えるだけでなく、子供の教育費などにもお金が必要になることからあまり現実的ではないと思われます。
PFFに投資するなら新NISA
株式の配当金や投資信託やETFの分配金といった、投資によって得られる利益には20.315%の所得税が課税されます。
NISAは、2014年から開始された「少額投資非課税制度」で、NISAを活用することで投資から得られる配当金・分配金や売却益が非課税となります。
新NISAとは、2024年から開始したNISAの新しい形態で、主な変更点としては
・非課税保有期間が無制限となる
・非課税保有限度額が上昇する
等が挙げられます。
新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠に分かれており、それぞれの枠で異なる投資方法が実施できます。
注意点としては、米国株に投資する場合は国内とは別に米国内で10%が課税されるのですが、米国内で課税される分は新NISAで非課税にはならないです。
新NISAについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!
PFFのメリット

配当利回りが高い
PFFのメリットとしては、やはり利回りが高いことが挙げられます。
PFFは優先株で構成されているため、普通株のみで構成されるETFよりもより分配金の多さに重点を置いたETFとなっています。
値動きが小さい
PFFの値動きは、他のETFと比べて小さい傾向にあります。
そのため、平常時においてはPFFの価格が一気に下落してしまうリスクが比較的低いと考えられます。
減配のリスクが低い
減配とは、企業の業績悪化などによって配当金が少なくなることです。
減配が行われてしまうと、高い配当金を目的で高配当株を保有していた投資家たちが株式を売ってしまうため、株価が下がってしまう場合があるのです。
しかし、たとえ企業の業績が悪化して普通株が減配されたとしても、企業の利益がある程度出ている状態であれば優先株の配当金は優先して投資家に配られると考えられます。
そのため、優先株は普通株よりもより安定したインカムゲインが期待できるのです。
PFFのデメリット
株価が上がりづらい
PFFの値動きは他のETFと比べて小さい傾向にあると説明しました。
その場合、平常時は株価が下落するリスクが比較的低いと思われますが、それと同時に株価が上がりにくいとも考えられます。
株価が上がりにくいと、ETFを売却した際にあまり多くの※キャピタルゲインを得られない可能性があります。
株価の値動きが小さいことにはメリットと同時にデメリットがあることに注意が必要です。
※キャピタルゲイン・・・資産を売却した際に得られる利益。売却価格と購入価格の差額が利益となる。
高配当を狙うならPFFがおすすめ

PFFの特徴は、構成銘柄が優先株であるという点にあります。
優先株は株価が変動しづらく配当利回りが高いという点から、キャピタルゲイン(資産の売却によって得られる利益)よりもインカムゲイン(配当金や分配金などの利益)に向いているETFであるといえます。
安定して高いインカムゲインを受け取りたいのであれば、PFFがおすすめされます。
コメント
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