子持ちでもサイドFIREは出来る?出来ると言われる6つの理由に加えて、注意点やポイントを初心者向けにわかりやすく解説します!
サイドFIREとは
FIREというのは、「早期リタイア」「経済的自立」を意味する言葉です。
具体的に説明すると、若いうちに働いて稼いで貯金したお金を元本として、株などの資産運用で得られる利益(配当金や売却益)をもとに生活していくという生き方のことです。
サイドFIREというのは、FIREのように仕事をやめて資産運用の利益のみで生活していくのではなく、資産運用をする代わりに仕事量を減らしたり仕事のスタイルを変えたりするFIREです。
そのため、通常のFIREよりもハードルが低いです。
FIREの種類について詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
子持ちでサイドFIREはできる?6つの理由
既婚でさらに子供がいる場合、独身時よりもさらにお金が必要になるためサイドFIREは難しいと考えられるかもしれません。
しかし、必ずしも不可能というわけではありません。
以下で、子持ちでもサイドFIREが出来る場合の6つの理由を紹介します。
家賃は独身時とあまり変わらない
子持ちであったとしても、家賃は独身時とあまり変わりません。
なぜなら、子供が増えたとしても住む家は一つだからです。
子供が出来て少し大きな家を借りる、あるいはマンションや一戸建てを購入したり、子供が大きくなって一人暮らし始めた場合などは費用が大きくなることはあるかもしれません。
しかし、そうでない場合であれば家賃を低く抑えることが出来ます。
費用は家庭によって様々
家庭によって、生活にかかる費用は異なります。
例えば、子供が公立の学校に通うか私立の高校に通うかで教育費は大きく変わってきます。
また、部活に入っているかどうかや子供の趣味の種類によっても使うお金の金額は異なります。
そのため、子供にかけるお金の消費を抑えることが出来ればサイドFIRE成功の可能性は上がるでしょう。
児童手当がある
子供がいる場合は、児童手当を受けることが出来ます。
児童手当とは、0歳から中学校卒業までの子どもを育てる保護者に対して行政から支給される給付金のことです。
支給額は子供の年齢によって異なります。
子供の年齢 | 毎月の支給額 |
0~3歳未満 | 15,000円 |
3歳~小学校修了 | 10,000円(第三子以降は15,000円) |
中学校卒業まで | 10,000円 |
例えば、子供が一人いた場合、0歳から中学校卒業までに受け取れる児童手当の合計金額は約200万円になります。
このように、児童手当を受けることで金銭的にかなり得をすることが出来ます。
扶養控除が受けられる
子供がいれば、扶養控除を受けることが出来ます。
扶養控除というのは所得控除の一種であり、子供の年齢に応じて親が支払う所得税額を減らすことが出来ます。
具体的な控除金額は以下の通りです。
区分 | 控除金額 |
16歳以上 | 38万円 |
19歳以上23歳未満 | 63万円 |
70歳以上(同居老親等以外) | 48万円 |
70歳以上(同居老親等) | 58万円 |
例えば、17歳の子供が一人いた場合、親の年間の収入のうち38万円にかかる所得税が0円になります。
このように、子供がいる場合は税金面で優遇を受けることが出来ます。
配偶者の仕事の状況で大きく変わる
既婚者のサイドFIREにおいて、配偶者が仕事をしているかどうかはとても重要になります。
配偶者が仕事をしている場合、一般的にそうでない家庭と比べて年間数百万円ほど収入に差が出てきます。
そのため、配偶者が仕事をしているのであればたとえ子供がいたとしてもサイドFIREにかなり近づくでしょう。
あくまで仕事は続ける
サイドFIREは、”仕事を完全にやめる”ことを目標とする通常のFIREとは違って、“仕事量を減らすこと”が目標となります。
そのため、通常のFIREのように資産運用以外の収入を一切断つわけではありません。
また、サイドFIREであれば資産運用の成果に応じて仕事量を調節することが出来るため、子供がいたとしても融通が利きやすいです。
例えば、資産運用がうまくいっていれば仕事を週三日に減らしたり、運用成果が予想よりも悪ければ仕事を一日だけ減らして週4日にしたりすることも出来ます。
そのため、サイドFIREは通常のFIREよりも実現可能性がかなり高いと考えられます。
子持ちでサイドFIREはできるのか?
以上のように、子持ちだからといって必ずしもサイドFIREが不可能であるというわけではありません。
様々な点に注意をして入念に計画を立てることが出来れば、サイドFIREを成功させることが出来ると考えられます。
ただし、子持ちの状態でサイドFIREをするためにはかなりの努力とリスクが伴うことになることが予想されるため、注意が必要です。
サイドFIREにおすすめの資産運用
最後に、サイドFIREにおすすめの資産運用を紹介します。
投資信託
投資信託とは、簡単に言えば多数の投資家からお金を集めて、それを専門の会社が投資に回して、得られた収益をそれぞれの投資家に配るという投資の商品です。
形としては、投資家(あなた)は自分が投資したい投資信託の銘柄を選び、その投資信託で選ばれている株や債券を実際に売買したりするのを専門の会社に任せる、という形です。
投資信託にはたくさんの商品があり、それぞれによって投資信託の中身(どの株に投資するのかなど)が変わります。
そのため、自分がどんな銘柄の株や債券に投資したいのかに応じて好きな投資信託を買うことが出来ます。
投資信託では多数の銘柄に少額づつ投資をするため、高いリスク分散効果が期待出来ます。
上場投資信託(ETF)
ETFとは上場投資信託と呼ばれる投資信託の一種で、証券取引所で取引される投資信託となっています。
ETFの特徴としては、投資信託に比べて手数料が低い傾向にあることや、リアルタイムでの注文が出来るといった点が挙げられます。
ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
不動産投資信託(J-REIT)
J不動産投資信託(J-REIT)とは、多数の投資家から集めた資金を不動産などの投資に回し、そこで得られた賃貸収入や売買益を投資家に分配する金融商品です。
仕組みは、株式や債券などを取り扱う通常の投資信託と同じです。
J-REITのメリットとしては、ETFと同じように購入時手数料や信託財産留保額はかからないことや、少額からの投資が出来ることが挙げられます。
個人向け国債
個人向け国債とは、個人の方を対象とした国債(国が発行する債券)のことです。
個人向け国債のメリットとしては、最低金利が保証されていることや、発行体である国が破綻しない限りは元本割れのリスクが無いことが挙げられます。
最低限のリスクで資産運用をしたい方にとって、個人向け国債はおすすめの金融資産となります。
コメント
Very interesting topic, thankyou for posting.