定期預金はおすすめしない!メリット・デメリットは?

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定期預金はおすすめしないのか?定期預金のメリット・デメリットは?

今回の記事では、定期預金について初心者向けにわかりやすく解説します!

定期預金とはなに?

まず、定期預金とは何かについて説明していきます。

定期預金とは、ある一定期間のみお金を預ける預金のことです。

普通預金の場合は、期間を決めずにずっとお金を銀行に預けます。

しかし、定期預金では最初にお金を預け入れる期間を決めておき、その期間だけお金を預け入れるのです

そして、その決められた期間に利息が付きます。

定期預金はやめとけ?デメリットとは?

それでは、定期預金がやめとけといわれるデメリットを紹介していきます。

低金利で、大きな利益は期待できない

定期預金で期間中にお金を銀行に預け入れている期間、利息が付きます。

しかし、定期預金で付く利息はとても少額です。

実際に、メガバンクといわれるような大手銀行では、定期預金の年金利は0.001%0.002%というように、かなり低金利です。

これは、例えば年金利が0.001%の定期預金に100万円を預けた場合、得られる利息は年間わずか10円(税引き前)です。

しかし、ネット銀行などの定期預金では0.01%や、高いところだと0.1~0.2%の高金利を設定しているネット銀行もあります

仮に、年金利0.2%の定期預金に100万円を預けた場合、得られる利息は年間2000円です。

いくらネット銀行の金利が高いとはいえ、これではあまり大きな利益とは言えません

それに加えて、定期預金で得られた利息には20.315%税金がかかります。

つまり、仮に上記の例で年間2000円の利息を得たとしても、実際手元に残るのは、2000×20.315%=約406円を引いた、およそ1600円ほどになるのです。

このように、定期預金で得られる利息が低いことに加え、利息には高い税金がかかるため、定期預金で大きな利益を生むことは難しいのです。

インフレが起こると資産の価値が減少してしまうかも

二つ目のデメリットは、インフレによる資産価値の減少です。

インフレとは、簡単に言えば世の中に出回るお金の量が増え、物価があがり、貨幣の価値が低くなるという現象です。

インフレ・デフレについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

インフレ・デフレとは?どっちがいい?仕組みと影響をわかりやすく解説

インフレが起こると物価が上がります。

このとき、仮に定期預金にお金を預け入れて利息が付いたとしても、定期預金にそのお金を預けている間に物価が上がったとします。

この場合、せっかく利息が付いたとしても、物価が上がってしまえばモノを買うのにより大きい金額のお金が必要になるため、結局利息が付いたとしてもあまりありがたくないのです。

もしこれがであれば、インフレが起これば株価も上がるため、株を売った時に得られる利益(売却益)も多くなります

しかし、定期預金の場合はインフレになっても利息が増えることはないため、インフレが起こればその分利息の恩恵は小さくなるのです。

期間内は引き出せない

三つ目のデメリットは、定期預金の期間内はお金を引き出すことが出来ないことです。

普通預金の場合であれば、預け入れているお金はいつでも銀行やATMで引き出すことが出来ます。

しかし、定期預金に預け入れたお金は、決められた期間が終わるまでお金を引き出すことができません

そのため、急遽まとまったお金が必要になったときに、定期預金に多額のお金を預けてしまっていた場合は、お金を手元に準備することが出来ないという状況に陥る可能性もあります。

定期預金のメリットは?

続いて、定期予期のメリットを紹介していきます。

普通預金よりも金利が高い

定期預金の金利は、一般的に普通預金の金利よりも高いです。

そのため、もしお金を銀行に預け入れたいのであれば、一定期間引き出せなくても大丈夫なお金は定期預金に預け入れていた方が良いでしょう。

元本割れのリスクがない

元本割れとは、資産を運用しているときに、損失を出してしまったりすることで最終的に収支がマイナスになってしまうことです。

銀行に預け入れているお金は、通常、銀行が債券を買ったり、企業に貸し出したりするときに使用します

なので、もちろん銀行が株や債券を買っていたら損失を出してしまう可能性もあります

しかし、もし仮に銀行が運用に失敗しても、私たちが預け入れているお金が減ってしまうことはありません

つまり、定期預金では、元本割れのリスクはありません。

預け入れているお金は銀行に使用されますが、そのせいで私たちが引き出せるお金が減ってしまうことはないのです。

また、お金を預ける時点で決められた金利を基に決まって利息が支払われます。

預金保護制度の対象である

預金保護制度とは、銀行などの金融機関が破綻したときに、その金融機関に預けていたお金のうち、一人につき最大1,000万円+利息分のお金を保障する、という制度です。

定期預金は、この制度の対象です。

そのため、預け入れている銀行がつぶれてしまっても、1,000万円と利息分までは自分に返ってくるので安心できます。

定期預金はやめた方がいいのか?どんな人に向いている?

ここまで、定期預金のメリット・デメリットについて解説してきました。

しかし、結局定期預金はやめた方が良いのでしょうか。

結論として、

一定期間お金を引き出せなくても支障がない人で、大きな利益を求めず、単に預け入れることが目的の場合には定期預金を利用するべき

であると思います。

解説した通り、定期預金の金利はとても低いです。

そのため、定期預金の利息で大きな利益を得ることは難しいです。

なので、定期預金を投資目的ではなく、単なる預け入れ目的で利用するのがベストだと思います。

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